ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2014.5.6 15:05日々の出来事

コンテ完成、カンヅメ終了


『大東亜論』第7章のコンテをやっと完成させた。

登場人物の感情の葛藤やユーモアもあるので、

表情も描き込まねばならず、時間がかかった。

だが、また跳ねたかもしれない。

 

8日発売のSAPIOで主人公の視点を強化させることで、

物語として一回跳ねたが、今回は群像劇になっても

各キャラが活きる方向に跳ねた気がする。

 

資料がない部分を、史実に矛盾が出ないように、

むしろ史実に説得力を持たせるように人物像を描き、

創作で埋めていく手法を、一歩づつ会得している。

 

コンテが出来た時点で「これはいける!」という

確信を持ち、興奮する時があるのだが、これが単なる

自己満足かもしれないので、自分自身への疑いは常に

持っていなければならない。

創作は葛藤と閃きと忍耐の連続だ。

 

ずっとカンヅメだったが、やっとチェックアウトして

自宅に戻れる。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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